- 食... 食べるべること(「―が細い」「―を断つ」など)、 食物(「―に飢える」「低カロリー―」) -
はじめまして。
わたくし、人間基本三大欲求のうちで「食欲」を最大重視してはばからない某社員「ゑふ」と申します。
さて、世の中には色々食べ物、料理ってものが存在します。
和食洋食中華料理フランス料理イタリア料理インド料理...etc.etc.
...ああ、なんて甘美な響き...(ウットリ...)。
「それくらいでかい!」とお思いでしょうがそんな事を思えるくらいに「食う事」が好きです。
旨いもの食う為なら死んでもいいです、いや死んだら食えん!えーいどっちやねん!
わたくしそんな部類の人間です、故に!!なにか「食う場面」ではそれはもう本領発揮!です。
日常の食事、会社で皆でなにか飲み食いするイヴェント、デパ地下で旨い惣菜やお菓子売ってるのを見まくる(たまにゃ買いますが)...etc。
それはもう「食事 VS 俺 時間無制限一本勝負!!」くらいの勢いです。
そんなことなので会社でも「こいつには食うもん与えとけばおとなしい」くらいには思われてる(んですよね?(´Д` ))わけです。
...で、食うのに対して「やっぱせっかく食うんやったら高級料理とか食いたいやんなぁ~」って思うもんですよね、普通は。
金出せば旨いもん食えます。それを経験しまくって「...旨い!まったりとしていてしつこくなく...」とか含蓄ありそうな事言って文章に仕立て上げてそれでひと儲けしちゃう...
そんな池波正太郎や北大路魯山人みたいな事してみたいですね、でもそんな類稀なる文才や豊かな創造力はないわけでして...。
代わりにイビツな妄想力なら持ち合わせていますが...(´Д` )。
しかしいいなぁ羨ましい、そんなん憧れますわぁ。
高級なものもいい!が!!しかし。
B級な方が敷居低くていつでも食えそうで、なんと言っても「想像しやすい」っての大事、です。はいここ教科書に出ますよー?(なんのや)
てなもんで「おい、お前食う事好きなんやったら会社blogで他の地方の皆さんに旨い大阪B級グルメでも紹介したらどや?」なんて命を受けまして...。
そんなこんなで「オオサカン・ソウルフード」についてblogを書くことになりました。
それこそB級な文章で、割とライトにサックサク書いていこうと思いますのでどうぞ宜しくお願い致します。
しかし紹介と言えど、大阪B級グルメなんてものは実は「わりかし数える程度」です。
よって一回で全て紹介しちゃうと次にblog書く新ネタに困ってしまうんです...(舞台裏...(´Д` ))。
だもんでまずは今回こちらにスポットを当ててみましょう!!
今回のスポットー、ライトー!!(クメヒロシ風に読みましょう)
「串カツ」です!
大阪の誇る「大人のオオサカン・ソウル・フード」ではないでしょうか。
ちっこく切られた食材の数々...牛肉、鶏肉、卵、海鮮、野菜、変わったとこでチーズなんかも。
それらを一口大サイズのカツにして串刺しにして揚げて。ただそれだけのシンプル・イズ・ベストなスタイル。
そしてそいつを必殺にして究極「二度漬け厳禁」のソースにドブ漬けして味をつけ、食す!!
そこにカチンカチンの冷やっこいビールを「ギューッ」...!!
あああああああ...!これだけで想像してきっと涎垂らした人は数人はいる(はず)!
食うとこってぇと通天閣近所の「ジャンジャン横丁」にあるお店の数々やJR大阪駅を降りて駅前の百貨店に向かう地下道の階段を降りたとこにある立ち飲みの店なんかが非常に有名です。
梅田のお店の前は子供の頃、阪神百貨店で買い物した帰りに毎回通る場所でした。
そこから毎度毎度「"揚げもん"の揚がる"ええ匂い"」がしてくるわけです。
そこを通るたびに一緒にいた母に「匂いうまそうやからあそこで食べてこやぁー!」とせがんだものです。
しかし母は毎度毎度このセリフを言うのです、「...あっこは大人になって、お酒飲めるようになって、自分でお給料貰うようになってから行くとこやで!あんたが大きなってから行き!」と。
先ほど「大人のソウル・フード」と言ったのはこの辺にあります。
あとはNHKの連ドラでも有名になった「新世界」なんかは完全に街が「大人の社交場」な感じで、更にそういう串カツを食える店は「女子供の一切入る隙のなさそうな(怖そうな)おっさんの社交場」と子供心に思ったものでした
(現在の新世界は観光地テイストが強くなり、お子さん連れの親子なんてのをよく見かけるようになりましたが)。
で、時は経ち大人になり、ふと梅田のそこを通りかかった時に「...あ!俺もう仕事して自分で金稼いでる大人や!!串カツ食える資格、あるやん!」と思ったのです。
が!
その時は休みの日、普通の格好をしてまして。
それを思った頃は「...でもこう言うとこって「仕事帰りにいかにもサラリーマンな格好で一杯酒と共にひっかけに来る場所」やンなぁ...」
なんて言う「間違った様式美」も持っており、その場はスルーしてしまうのでした。
そこで食う為にさらにそこから数年の時間を要します。
その店に初めて訪れた仕事帰りにその「その店に似つかわしい恰好をした(と自分で信じてやまなかった)シチュエーション」は訪れました。
「...!俺は今仕事帰り...!そして恰好は「アレ」...!!!
...!!!
もうその時の気分は「最高にハイってやつだァー!!」でした。
そしてその時にそこで飲んだお酒もチューハイってやつだァー!!(シャレ)
飲んだ時に「ああ、これでやっと一人前の社会人や...」と一人「ぷしゅー」としたものです(想いの魂が抜けた感じ)。
で、その後いろんな串カツをいろんな店に食いに行く事何度と何度と。
...そこで気付いたことが一つあるんです。
それは「串カツを食いに行く行為は「触れ合いを求めに行く行為」なのだなぁ」と。
つまり、串カツってのは「数口ですぐ食ってしまうから即また次を頼む食いもの」なわけです。
当然食えばなくなります。そうなれば次に注文を入れます。
店員さんとのコール・アンド・レスポンスの応酬です。
その中で繰り広げられる事務的以外な会話なんてそりゃもうたらふくたらふく。
大将ーまいどー!!
おーらっしゃい毎度毎度!!何飲む?
ほな生でー!
あい生一丁ー!!
大将最近どないですのんー?
あーもう暇やでー、あんた来ぃひんからなぁー
あーごめんごめん、最近ご無沙汰やったもんなー
せやでー、たまには来ぃやぁー?あんた来ぃひんかったら知らん間にうち、潰れるでほんま!! で、何しょ?
ほな串カツと玉子と紅生姜と...
こんな感じで「店の大将(またはおばちゃんや店員さんなど)とサクサク会話をやり取りする」のが常です。
しかし実にこれが楽しい。言うなれば「漫才のセッション」をやってるようなものです。
大阪で生きて行く上での必須スキル「ボケたら突っ込む」。
ある意味こういう店の串カツを食いに行くのはこれを磨く場でもあるんではないかなぁ、と思っています。
このような軽快なやり取りで大阪のサラリーマンは営業トークや会話に於けるスキルを常日頃鍛えておる!!のです(と言っても過言ではないと思う)。
この「人との触れ合い」って大事なもんじゃないかなぁ、と思うんです。
この手系の店に行き、自身がそんな事をしたり他人がそういう事をしているところをと深くそう思います。
誰かと飲む、ってことはイコール「触れ合い」ですよね?
だから皆さん酒を交わす、それで知らねぇ人同士でもその場で一瞬で心通じ合い何年来の友人レベルで軽快な話のやり取り。
こうして「人と通じ合う」ってことを分かっていく「社会勉強の場」です、こういう飲み屋さん。
「通じ合い」を学ぶ為に会社帰りにサラリーマンは日々暖簾を潜る!!のです!!さぁ皆様、レッツ、飲みニケーション!...
.とここまで書いておいて筆者はビールがそんなに飲めない人だったのでした...うわぁなんてひどいオチ(´Д` )
でも「酒のつまみ」は猛烈に好きです。どんなフォローやねん、もうええっちゅーの。
(ゑふ)